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ED治療
現在EDに対する治療は、その原因によりアプローチが異なってきます。
原因の中に器質性EDの要素がある場合は、原因となる疾患の対策を行うことが重要となります。
高血圧や糖尿病などの生活習慣病による器質的EDの場合は、生活習慣を見直し、治療を行うことでEDをそれ以上進行させないことにつながります。
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ED治療薬について
日本で認可されている薬の主成分は、シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルの3種類です。
いずれも高い有効性(80%以上)が示されており、副作用については比較的軽度のもの(顔のほてり、頭痛、消化不良など)を認めることがありますが、重篤な副作用はほとんどないことがわかっています。
注意しないといけない点は、狭心症や心筋梗塞などの循環器疾患に対する治療などで硝酸薬やNO供与薬を使用している場合は、上記の3種類の薬を服用できない点です。
また、アレルギーや重度の肝機能障害のある方も服用できないことがあります。
タダラフィル(シアリス)
タダラフィルは2003年にアメリカで発売され、日本では2007年に認可された、シルデナフィル、バルデナフィルに続く第3のED治療薬です。
シルデナフィルやバルデナフィルと同様に薬価のない薬価基準未収載の薬に分類されます。
よって、医療機関を受診、処方されても診察料を含めて治療費は全額自費となり、保険診療は適用されません。
タダラフィルの最大の特徴は、効果が最大36時間持続するため、服用のタイミングを考える必要がなく、効果時間内に行為を行わなければといった精神的プレッシャーを感じる必要もありません。また、高脂肪食であっても食事の影響を受けにくいとされています。
・用法:1日1回1錠(5-20mg)を性行為の約1時間前に服用。24時間以内の連続服用不可
・作用までの時間:1時間程度(食事の影響ほとんどなし)
・効果の持続時間:10mgで20-24時間、20mgで30-36時間程度
・可能性のある副作用:シルデナフィル、バルデナフィルと同様。効果が多少マイルドであるため副作用も弱めの傾向
・併用禁忌薬:硝酸剤全般
【服用方法と注意点】
性行為の約1時間前までに水(またはお茶や清涼飲料水)で服用しましょう。グレープフルーツジュースで服用すると代謝が遅れて効果が強く出すぎてしまう可能性や副作用を誘発する可能性もあるため、グレープフルーツジュースでの服用は避けてください。適度な飲酒は問題ありませんが、アルコールを摂取しすぎると効果が弱くなることがあるため飲みすぎには注意しましょう。
タダラフィルはシルデナフィルやバルデナフィルと異なり食事の影響がほとんどないとされていますが、実際には空腹時の服用の方が効果を感じられる方もいらっしゃるようです。効果が弱いと感じられる場合は、空腹時の服用をお試しください。服用後1時間程経過すれば食事をされても問題ありません。
タダラフィルは、全身や顔のほてり、頭痛、目の充血といった副作用が、シルデナフィルやバルデナフィルと比較して少ない分、効果も比較的マイルドであるとされています。このような副作用は誰にでも起こりうる軽度の症状ですので、あまり気にせず、効き始めている証拠であるというように思っていただければと考えます。
シルデナフィル(バイアグラ)
世界で最初に開発されたED治療薬であり、日本では1999年に認可されています。
・用法:1日1回1錠(25-50mg)を性行為の約1時間前に服用。24時間以内の連続服用不可
・作用までの時間:1時間程度(空腹時)
・効果の持続時間:4-5時間程度
・可能性のある副作用:全身や顔のほてり、軽い頭痛、軽いめまい、動機、目の充血など
・併用禁忌薬:硝酸剤全般、塩酸アミオダロン塩酸塩錠など
バルデナフィル(レビトラ)
2003年にドイツで発売され、日本では2004年に認可されたED治療薬です。
・用法:1日1回1錠(5-20mg)を性行為の薬1時間前に服用。24時間以内の連続服用不可
・作用までの時間:早ければ15分程度(空腹時)
・効果の持続時間:10mgで5-6時間程度、20mgで8-10時間程度
・可能性のある副作用:シルデナフィルと同様。20mgはシルデナフィルよりも効き目が強い分、副作用は若干強めの傾向
・併用禁忌薬:硝酸剤全般、抗ウイルス薬(HIV治療薬)、抗真菌薬、抗不整脈薬など
別途診察料として4,000円(再診の方は3,000円)がかかります。
価格は全て税抜価格です。
医師とのご相談の上、ご希望の数量をお選びください。