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女性用 HIV感染予防(PrEP)
女性を対象としたHIV感染予防を目的としたPrEP(暴露前予防内服:Pre-Exposure Prophylaxis)内服療法。
女性の性行為で膣性交を対象とした場合は、デイリーPrEPが選択できる唯一の内服方法です。
正しく内服を行うことで、性行為に伴うHIV感染に対して99%以上の予防効果があるとされています。
女性はオンデマンドPrEPは選択できません。膣性交でオンデマンドPrEPを行うことは十分な予防効果が得られない可能性が高く、また直腸に比べて膣では薬剤の成分が組織の中で十分な濃度に達するまで時間がかかることがわかっているためです。
PrEPを始める際や開始後に確認すること
・HIVやB型肝炎に感染していないこと
・腎臓の機能に一定以上の障害がないこと
・内服開始後1ヵ月を目処にHIVの検査を行います。内服開始時のHIV検査が偽陰性である可能性を否定するためです。
妊娠、授乳とPrEP
国際的なガイドラインでは、妊娠を希望している方、現在妊娠している方、授乳中の方いずれもPrEPの内服は可能と述べられています。
これまでに行われている研究では、PrEPの内服中に妊娠した方の中に問題は認められていません。母乳中にPrEPの成分は微量しか含まれないため、授乳中であってもデイリーPrEPを行うことができます。
PrEPの副作用
嘔気、腹部不快感、下痢、頭痛などが主体であり、数%程度の頻度とされています。
症状が出現する場合は、内服開始後比較的早い段階で上記の症状を認めることが多いようですが、時間経過とともに症状は軽減することがほとんどとされています。
当院では腎臓に与える負担や骨密度低下のリスクが少ないお薬(TAF/FTC:テノホビルアラフェナミド/エムトリシタビン)を処方しています。
別途診察料として4,000円(再診の方は3,000円)がかかります。
価格は全て税抜価格です。
医師とのご相談の上、ご希望の数量をお選びください。